次のステップでは、壁を作る作業に入ります
石釜のベースができたら、いよいよ壁作りです。頑丈な壁を作って、りっぱな石釜を完成させましょう。
1:壁の耐火レンガを積みあげていく。使用する耐火モルタルはベタベタして扱いにくいので、2つあると便利。
2:1段ごとに水平計器をつかい、壁の垂直と水平を確認しながら6段の壁を積みあげる。
3:壁ができたら、釜扉用の蝶番(ちょうつがい)をとりつける。
4:作りたいイメージの屋根型に木材でダミー型を作り、釜口にレンガを重ねた上に置いてみる。その木型に沿ってレンガを載せてみると、完成像を確認することができる。
5:コンパねとベニヤで、ドーム状天井の木枠を作る。
6:天井の木枠を壁に載せ、釜口にレンガをぴっちりと張り並べていく(ドーム状のため、レンガの片はじをカットしつつ調整)。
7:天井全体も同様にレンガを張り並べていく(天井完成までで、使用耐火レンガは計150個)。
8:天井の奥、中央部分は煙突用の穴を開けておく。
9:煙突のうしろには引き出し用のダンパーをとりつけ、100mmのステンレス製煙突を埋めこむ。
10:耐火モルタルを固めるため、釜の“火入れ式”。
11:鉄板で釜の扉を作る(溶接機がない場合はオーダーするか、市販のネジタップを切る)。取っ手は適当な木材で。
12:約1ヶ月半で石釜が完成。組んでおいた仮屋根を本格的に作ったらすべて終了。